1泊2日の家族旅行はどこへ?出発地から2時間圏で選ぶ子連れの行き先と宿
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※本文の「◯軒以上」などの数は Kids Stay 掲載施設の設備データの集計です(2026年10月時点・全国の宿の総数ではありません)
1泊2日で家族旅行に行きたいけれど、行き先が決めきれない。調べるほど候補が増えて、結局いつもの近場に落ち着いてしまう。そんな迷い方をしている家庭は多いですよね。子連れの1泊2日は、行き先の人気より、片道の移動時間と宿で過ごせる時間で満足度が決まります。この記事では、東京・大阪・名古屋・福岡・仙台の5つの出発地から片道2時間で行ける行き先と宿、2泊3日にする目安、季節の選び方、時間割の組み方までを順に整理しました。

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Kids Stay なら、キッズルームがあって館内で遊べる宿だけを、最初から絞り込んで探せます。エリアと人数を選ぶだけです。
hotelおすすめの宿
JR熱海駅から無料送迎バスで約15分の、相模湾を見下ろす高台に建つファミリーリゾートです。海を見渡せるボールプールやクライミングウォールを備えたキッズルームがあり、雨の日も館内で遊べます。
map出発地から行き先を選べます
東京・大阪・名古屋・福岡・仙台の5つの出発地ごとに、片道2時間で行ける行き先と泊まれるエリアをまとめています。
1泊2日の家族旅行は「片道2時間・目的地1つ・宿で完結」で決まる
子連れの1泊2日を楽に、楽しくする条件は、突き詰めると3つです。片道2時間以内で着くこと、目的地を1つに絞ること、そして宿の中で過ごす時間を旅の中心に置くこと。この3つを先に決めてしまえば、全国の候補から自分の家族に合う行き先は数か所まで絞れます。
片道2時間を超えると、移動が旅の主役になる
家族が1泊2日で外にいられる時間は、思っているより短いものです。たとえば初日の10時に家を出て、2日目の17時に帰宅するとします。子どもが起きている時間は、初日の10時から20時ごろまでと、2日目の7時から17時までで、合わせて約20時間。片道2時間なら往復の移動は4時間で、その2割です。片道3時間になると往復6時間で3割に達し、起きている時間の3分の1近くを車や電車の中で過ごす旅になります。
大手旅行会社の家族旅行の案内でも、「自宅から2〜3時間で行ける温泉地を選ぶ方が多い」と紹介されています。予約サイトにも「東京から2時間」で宿を絞り込む特集があり、2時間は多くの家族が実感として選んでいる線です。小さい子連れなら、その下限の2時間に収めておくと、渋滞や休憩で延びても3時間を超えにくくなります。
目的地は1つに絞り、2日目の午前に置く
予定を詰め込みがちなのは、初日です。せっかく来たのだからと、到着してすぐに観光地を回り、そのまま宿へ向かう。ところが子どもは移動だけで体力を使っていて、宿に着くころには眠気と空腹で崩れやすくなります。観光は2日目に回せば十分です。
県の公式観光サイトが紹介している1泊2日の家族向けモデルコースを見ると、2日目だけで4か所が並んでいました。牧場に約4時間、航空の博物館に約2時間、飛行機を間近に見られる丘に約1時間、空港近くの温泉に約3時間です。大人の旅の組み方としては十分に成り立ちますが、未就学児がいるなら、このうちの最初の1か所で十分です。
目的地は1つだけ決めて、子どもの体力が戻っている2日目の午前に置く。これだけで、旅程の崩れ方がずっと小さくなります。
宿で完結できれば、予定が崩れても旅が成立する
3つ目は宿です。子連れの旅は、天気、昼寝、機嫌、体調と、予定が崩れる理由に事欠きません。そのたびに外の行き先を組み直すのは大変ですが、宿の中に遊び場と食事と風呂がそろっていれば、外の予定が消えても旅は成立します。宿そのものが保険になります。
具体的には、館内にキッズルームやプールがあること、子どもが食べられる食事が出ること、おむつの子も入れる風呂があること。この3つがそろう宿なら、「雨だったけど楽しかった」と言える1泊2日になります。宿の絞り方は記事の後半で詳しく扱います。
1泊2日は「片道2時間以内・目的地1つ・宿で完結」の3つを先に決めてから行き先を探す。
出発地別、片道2時間で行ける行き先と宿
ここからは、出発地ごとに片道2時間で行ける行き先を挙げます。新幹線や特急で行く場合と、車で行く場合の両方の目安を並べました。所要時間は2026年10月時点のおおよその目安で、列車の種別や道路の混雑で変わります。新幹線の乗車時間に、駅から宿までの送迎やバスの時間を足して2時間に収まるかを見るのがコツです。
東京発(関東)は熱海・箱根・那須高原・南房総
関東で1泊2日の家族旅行先を探すなら、熱海・箱根・那須高原・南房総の4つが軸になります。海、温泉、乗り物、牧場と性格が分かれていて、季節や子どもの年齢で選び分けられます。
| 行き先 | 電車・新幹線の目安 | 車の目安 | 向いている家族 |
|---|---|---|---|
| 熱海 | 東京駅から新幹線で約40〜50分 | 約2時間 | 移動を最短にしたい、赤ちゃん連れ |
| 箱根 | 新宿から特急ロマンスカーで箱根湯本まで約1時間半 | 約1時間半〜2時間 | 温泉と乗り物を両方楽しみたい |
| 那須高原 | 東京駅から新幹線で那須塩原まで約70分、宿まで車で約40分 | 約2時間〜2時間半 | 牧場や動物、高原で遊びたい |
| 南房総 | 東京駅から高速バスで約2時間 | 東京湾アクアライン経由で約1時間半〜2時間 | 海で遊びたい、車で行きたい |
熱海は東京駅から新幹線で40〜50分と、関東から行ける温泉地の中でも移動がいちばん短い部類です。駅から無料送迎バスで約15分の宿もあり、0歳や1歳の初めての1泊にも向きます。箱根は温泉に加えて、登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船の形をした遊覧船と、子どもが喜ぶ乗り物が1日分そろう場所です。強羅や芦ノ湖の宿へは箱根湯本からさらに登山電車やバスで上がるので、乗り物を楽しむのは2日目の午前に回し、初日は宿へ直行すると楽になります。
那須高原は、新幹線の乗車が約70分でも、那須塩原駅から宿まで車や送迎バスで40分ほどかかる宿が多く、宿の玄関まで足すと合計で約2時間になります。牧場や動物のテーマパークが集まっているので、2日目の目的地には事欠きません。南房総は車で行く家族向きで、東京湾アクアラインを渡れば海辺まで約1時間半から2時間。夏は海水浴、冬から春は花摘みと、季節で遊び方が変わります。
東京発で新幹線を中心に考えるなら、軽井沢(約60〜80分)や越後湯沢(約70〜85分)も2時間圏に入ります。駅から宿までの送迎の違いまで含めた選び方は、東京・大阪から新幹線で行ける子連れ旅行先の記事にまとめています。
map東京から2時間圏の行き先
海と温泉の熱海、乗り物の多い箱根、牧場と高原の那須、海遊びの南房総と、1泊2日で行きやすいエリアです
大阪発(関西)は淡路島・有馬温泉・琵琶湖・南紀白浜
関西の1泊2日の家族旅行なら、車なら淡路島、電車やバスなら有馬温泉と琵琶湖が近く、もう少し足を伸ばすなら南紀白浜が候補です。
| 行き先 | 電車・バスの目安 | 車の目安 | 向いている家族 |
|---|---|---|---|
| 淡路島 | 鉄道はなく、高速バスで島へ | 明石海峡大橋経由で約1時間〜1時間半 | 海と体験を楽しみたい、車で行きたい |
| 有馬温泉 | 大阪梅田から高速バスで約1時間 | 約40分〜1時間 | 移動を短くして温泉に浸かりたい |
| 琵琶湖 | 大阪からJR新快速で約40分〜1時間 | 約1時間〜1時間半 | 湖畔のリゾートでのんびりしたい |
| 南紀白浜 | 新大阪から特急くろしおで約2時間半 | 約2時間〜2時間半 | 海と動物を楽しみたい、3歳以上 |
淡路島は橋を渡れば着く近さで、海を見ながらのドライブそのものが旅の始まりになります。島には鉄道がないので、車か高速バスで行くのが基本です。YouTube の1泊2日の淡路島旅行の動画のコメント欄には、毎年バイクで島を一周しているという人が「今年は一泊を考えている」と書き込んでいました。日帰りで何度も行ける距離だからこそ、泊まれば夕方の海と翌朝の時間がまるごと手に入ります。
有馬温泉は大阪から1時間ほど。関西でいちばん近い温泉地の1つです。温泉街は坂が多いので、ベビーカーより抱っこ紐のほうが動きやすい場面もあります。琵琶湖は湖畔に大きなリゾートホテルや公共の宿が並び、夏は湖水浴、ほかの季節も湖を眺めて過ごせます。南紀白浜は片道2時間半と2時間をやや超えますが、特急1本で乗り換えなしで着くので、乗り換えを重ねる2時間より子どもの負担は軽くなります。白浜に行くなら、3歳を過ぎて車内で過ごせるようになってからが目安です。
map大阪から2時間圏の行き先
橋を渡る淡路島、近場の有馬温泉、湖畔の琵琶湖、特急1本の南紀白浜と、1泊2日で行きやすいエリアです
名古屋発(東海)は長島温泉・伊勢志摩・浜名湖・下呂温泉
東海で1泊2日の家族旅行に行くなら、名古屋は東西南北のどこにも出やすい出発地です。近場の長島温泉、海の伊勢志摩、湖の浜名湖、山あいの下呂温泉と、方角ごとに性格の違う行き先がそろいます。
| 行き先 | 電車・バスの目安 | 車の目安 | 向いている家族 |
|---|---|---|---|
| 長島温泉 | 名鉄バスセンターから直行バスで約50分 | 約30〜40分 | 遊園地とプールで遊びたい |
| 伊勢志摩・鳥羽 | 近鉄名古屋から特急で鳥羽まで約1時間半 | 約1時間半〜2時間 | 水族館と海を楽しみたい |
| 浜名湖 | 東海道新幹線で浜松まで約30〜45分 | 約1時間〜1時間半 | 湖のそばで遊びたい |
| 下呂温泉 | JR特急ひだで約1時間半 | 約1時間半〜2時間 | 温泉と川沿いの散歩を楽しみたい |
長島温泉は名古屋から30分ほどの近さで、遊園地や大きな温泉施設、夏のプールが1か所に集まっています。移動が短いぶん、0歳や1歳でも組みやすい行き先です。伊勢志摩・鳥羽は、鳥羽水族館を2日目の午前に置けば、そのまま「目的地1つ」の形がつくれます。浜名湖は湖のまわりに遊園地や動物園があり、湖畔の宿から近いのが利点。下呂温泉は名古屋から特急1本で着く山あいの温泉地で、駅から無料送迎のある宿もあります。
map名古屋から2時間圏の行き先
近場の長島温泉、水族館と海の伊勢志摩、湖の浜名湖、山あいの下呂と、方角で選べるエリアです
福岡発(九州)は別府・由布院・嬉野・ハウステンボス
九州で1泊2日の家族旅行をするなら、福岡からは大分の温泉、佐賀の温泉、長崎のテーマパークが2時間圏に並びます。九州新幹線を使えば熊本も1時間以内ですが、子連れの1泊なら次の4か所が組みやすい行き先です。
| 行き先 | 電車の目安 | 車の目安 | 向いている家族 |
|---|---|---|---|
| 別府 | 博多から特急ソニックで約2時間 | 約2時間 | 温泉と地獄めぐりを楽しみたい |
| 由布院 | 博多から特急ゆふいんの森で約2時間10分 | 約1時間半〜2時間 | 観光列車と温泉を楽しみたい |
| 嬉野・武雄 | 博多から特急リレーかもめで武雄温泉まで約1時間 | 約1時間〜1時間半 | 移動を短くして温泉に浸かりたい |
| ハウステンボス | 博多から特急ハウステンボスで約1時間45分 | 約1時間半 | テーマパークで遊びたい |
別府と由布院は、福岡から2時間ほどでたどり着く九州の温泉の定番です。別府は湯けむりの上がる街そのものが見どころで、青や赤に色づいた源泉の池を巡る「地獄めぐり」は、子どもでも見て楽しめます。由布院は、緑の車体の観光列車に乗ること自体が旅の目的になるので、行きの列車を目的地1つ分と数えてもいいくらいです。
嬉野と武雄は、博多から約1時間で着く近さが魅力です。西九州新幹線の駅もできて、電車でも行きやすくなりました。ハウステンボスは、周辺に泊まって2日目の朝から遊ぶと、帰りの時間まで余裕をもって回れます。
map福岡から2時間圏の行き先
温泉の別府と由布院、近場の嬉野、テーマパークのハウステンボスと、1泊2日で行きやすいエリアです
仙台発(東北)は秋保温泉・松島・鳴子温泉・蔵王
東北の1泊2日の家族旅行は、仙台からなら車で30分ほどの秋保温泉から、1時間半ほどの蔵王まで、温泉と自然の行き先が近くにまとまっています。
| 行き先 | 電車・バスの目安 | 車の目安 | 向いている家族 |
|---|---|---|---|
| 秋保温泉 | 仙台駅から路線バスで約50分、無料送迎バスのある宿も | 約30分 | 移動を最短にしたい、赤ちゃん連れ |
| 松島 | 仙台からJR仙石線で松島海岸まで約40分 | 約40分 | 海と遊覧船を楽しみたい |
| 鳴子温泉 | 新幹線で古川まで約15分、在来線に乗り継いで約45分 | 約1時間半 | 昔ながらの温泉街を楽しみたい |
| 蔵王 | 車で行くのが基本 | 宮城側の遠刈田温泉まで約1時間、山形側の蔵王温泉まで約1時間半 | 高原と雪遊びを楽しみたい |
秋保温泉は仙台の街なかからそのまま行ける温泉地で、仙台駅から無料送迎バス(要予約)を出している宿もあり、車がなくても動けます。松島は電車で40分ほどで、遊覧船から島々を眺める楽しみ方は、乗り物好きの子どもも楽しめます。鳴子温泉は新幹線と在来線を乗り継いで行く、こけしの里として知られる温泉街です。蔵王は宮城側と山形側で行き方が変わり、冬はスキー場の近くで雪遊びができます。車で約2時間の裏磐梯・猪苗代も、湖と高原で遊ぶ夏の行き先として2時間圏の端に入ります。
map仙台から2時間圏の行き先
近場の秋保温泉、海の松島、温泉街の鳴子、高原の蔵王、湖の裏磐梯と、1泊2日で行きやすいエリアです

2泊3日にするなら、同じ宿に連泊するか遠方に使う
「1泊だと慌ただしいから2泊にしたい」という声もよく聞きます。2泊3日は、使い方さえ合っていれば1泊2日よりずっと楽になる日程です。ただし増えた1日を行き先を増やすことに使うと、かえって疲れます。鍵は連泊です。
2泊3日は行き先を増やさず、同じ宿に2泊する
2泊3日でよくあるのが、1泊目と2泊目で宿を変えて2つの地域を回る組み方です。大人だけなら移動も楽しみのうちですが、子連れだと荷造り、チェックアウト、移動、チェックインがもう1回ずつ増えます。同じ宿に2泊すれば、中日はまるごと移動のない1日になり、午前に近くの目的地へ出て、午後は宿のプールや温泉で過ごす、という楽な形がつくれます。
連泊なら荷ほどきも1回で済み、部屋に子どものおもちゃや着替えを広げたままにできます。親の片付けがぐっと減ります。2泊3日で子どもが起きている時間は約33時間に増えるので、片道2時間の行き先でも、往復4時間の移動は1割ほどに下がります。1泊2日ではぎりぎりだった距離が、ゆとりのある距離に変わります。
片道2時間半を超える遠方は2泊3日に回す
反対に、片道2時間半を超える行き先は、1泊2日だと移動ばかりの旅になりがちです。飛行機で行く北海道や九州のような遠方は、最初から泊数を増やして考えたほうが釣り合います。目安は2泊3日以上です。
北海道や九州は、2泊3日でも行き先を1〜2エリアに絞るのが楽に回るコツです。空港から近いエリアを選び、移動は1日1回までにする。具体的なルートと泊まる宿は、九州と北海道それぞれのモデルコースの記事にまとめています。
article2泊3日のモデルコース
九州は空港起点で1〜2県に絞る組み方、北海道は夏と冬で変わる回り方を、泊まる宿つきでまとめています
1泊2日と2泊3日の分かれ目
迷ったときは、片道の移動時間で決めるのがいちばん簡単です。
| 比べる点 | 1泊2日 | 2泊3日 |
|---|---|---|
| 片道の移動 | 2時間前後まで(特急1本なら2時間半まで) | 2時間半を超える遠方も |
| 宿 | 1か所 | 同じ宿に連泊 |
| 目的地 | 2日目の午前に1つ | 中日に1つ、最終日は帰るだけ |
| 向く日程 | 週末、三連休 | 三連休、夏休み、年末年始 |
| 往復4時間の移動が占める割合 | 起きている時間の約2割 | 起きている時間の約1割 |
季節で変える、夏は海か高原・冬は温泉か雪・連休は穴場
同じ出発地でも、季節で向く行き先は入れ替わります。1泊2日の家族旅行を季節ごとに分けて考えると、候補はさらに絞れます。
夏は海か高原。海なら宿からビーチまで歩けるか
夏の1泊2日は、海で遊ぶか、高原で涼むかの二択から始めると決めやすくなります。海を選ぶなら、宿からビーチまで歩いて行けるかを最初に見ます。車で移動するたびに着替えて砂を落として、を繰り返すと、遊べるのは1日1回が限度です。歩ける距離なら、朝の涼しい時間と夕方の2回に分けて遊べます。関東なら南房総、関西なら淡路島や南紀白浜、九州なら佐賀の唐津が、2時間前後で着く海の行き先です。
YouTube の1泊2日の福井旅の動画のコメント欄では、子どもが小さいころ毎年小浜へ海水浴に通っていたという人が「凄く遊ぶ所が増えてて、びっくり」と書いていました。関西や東海から2時間前後で行ける若狭湾も、夏の海の候補に入ります。
暑さを避けたいなら高原です。那須高原や軽井沢、蔵王のように標高のある場所は、真夏でも朝晩が涼しく、昼間も外で体を動かせます。山の天気は午後に崩れることもあるので、屋内の遊び場がある宿を選んでおくと安心です。
冬は温泉か雪。雪遊びは新幹線で運転を外す
冬の1泊2日は、温泉で温まるか、雪で遊ぶかです。温泉なら、熱海・箱根・有馬・下呂・別府・秋保と、どの出発地からも2時間圏に定番があります。おむつの子がいるなら、その子も入れる貸切風呂がある宿を選ぶと家族で一緒に入れます。入れる条件は宿ごとに違うので、公式の案内で確かめておきます。
雪遊びをするなら、雪道の運転をどうするかが最初の分かれ目です。東京からなら越後湯沢まで新幹線で約70〜85分、仙台からなら蔵王が車で1時間半ほど。スタッドレスタイヤやチェーンの運転に慣れていないなら、新幹線の駅から近い宿を選ぶと、運転の心配がまるごと消えます。
ゴールデンウィークと秋の連休は穴場を選ぶ
ゴールデンウィークや秋の三連休は、定番の観光地ほど道路も宿も混みます。片道2時間の行き先でも、渋滞で大きく延びることがあります。連休最終日の帰り道は特に混みます。連休に出かけるなら、定番から一歩外れた行き先を選ぶか、連休の初日と最終日を外して出発するのが効きます。宿を取る時期は子連れ旅行の予約のタイミングの記事で詳しく扱っています。
auto_awesome季節ごとの宿をまとめて見る
夏休み・冬休み・ゴールデンウィーク・秋の三連休の子連れ宿を、それぞれの季節に合う選び方で特集にまとめています
夏は「海か高原」、冬は「温泉か雪」を先に決めると、同じ出発地でも行き先が自然に絞れる。
1泊2日の時間割は15時のチェックインから組む
行き先が決まったら、次は時間割です。時間割は、出発時刻から組むより、宿のチェックイン時刻から逆算すると無理がなくなります。多くの宿は15時前後にチェックインが始まるので、ここを起点にします。
1日目は移動と宿だけにする
片道2時間の行き先なら、10時ごろに家を出て、途中で昼食をとり、15時のチェックインに合わせて宿に着く。これが基本形です。
| 時刻 | 1日目の過ごし方 |
|---|---|
| 10時ごろ | 家を出発(片道2時間) |
| 12時ごろ | 行き先の近くで昼食 |
| 13時半ごろ | 途中の公園や道の駅で休憩 |
| 15時 | チェックイン、部屋で一息 |
| 15時半から | 館内のキッズルームやプールで遊ぶ |
| 17時ごろ | 夕食の前に入浴 |
| 18時ごろ | 夕食 |
| 20時ごろ | 就寝 |
夕食の前に入浴を済ませておくと、夜がぐっと楽になります。夕食後は子どもが眠くなり、風呂に連れて行くのが一苦労になります。食事の前にお風呂を済ませておけば、食べ終わったら部屋に戻って寝かせるだけ。旅行系の個人ブログでも、チェックインを早めにして宿で整える時間をとるほど、夜のバタつきが減ると書かれていました。
2日目は午前に目的地を1つ、昼過ぎに帰路へ
2日目は、朝食をとってチェックアウトしたら、その日の目的地へ向かいます。ここが旅の山場です。牧場、水族館、動物園、乗り物と、子どもがいちばん楽しみにしている場所をここに置きます。
| 時刻 | 2日目の過ごし方 |
|---|---|
| 7時ごろ | 起床、朝風呂 |
| 8時ごろ | 朝食 |
| 10時ごろ | チェックアウトして目的地へ |
| 12時ごろ | 目的地の近くで昼食 |
| 14時ごろ | 帰路へ |
| 16〜17時ごろ | 家に到着 |
子どもは一晩寝て体力が戻っていて、開園の時間に合わせて入れば昼過ぎまでに一通り回れます。帰りの車や電車で昼寝をしてくれれば、家に着くころには機嫌も戻っています。帰宅を夕方の早い時間にしておくと、翌日の保育園や学校に疲れを持ち越しません。
年齢で変わるのは昼寝と夕食の時間
この時間割は、3歳から5歳ぐらいを想定した形です。0歳から2歳は昼寝が1日の真ん中に入るので、移動の時間を昼寝に合わせると車内でぐっすり眠ってくれます。夕食も、小さい子ほど早めの時間帯を選べる宿のほうが楽です。小学生になると昼寝がなくなり、2日目の目的地を2か所に増やす余裕も出てきます。年齢ごとの行き先と過ごし方は、年齢別の記事で詳しくまとめています。
article年齢別の行き先と過ごし方
0歳から小学生まで、年齢ごとに無理なく行ける行き先と、泊まりやすい宿をまとめています

宿は「館内で遊べる・食事・風呂のおむつ」の順で絞る
最後は宿です。宿選びは、館内で遊べるか、子どもの食事があるか、風呂がおむつの子に対応しているかの3つを、この順番で見ると迷いません。どれも、宿で完結する旅をつくるための条件です。
まず館内で遊べるか
最初に見るのは、館内に遊び場があるかどうかです。キッズルームやプレイルームがあれば、チェックインから夕食までの時間を宿の中で過ごせますし、雨で2日目の予定が流れても遊ぶ場所に困りません。キッズルーム・キッズスペースのある宿は、Kids Stay の掲載データ(2026年10月時点)で全国に300軒以上あります。
出発地ごとに行きやすい宿を挙げると、次のとおりです。熱海のリゾナーレ熱海は、海を見渡せるボールプールやクライミングウォールを備えたキッズルームがあります。淡路島のあわかんには、積み木や絵本を置いた無料のキッズスペースと、有料で貸し切れるキッズルームがあります。鳥羽ビューホテル 花真珠には、ボールプールやボルダリングで天候を問わず遊べる屋内のキッズパークがあります。亀の井ホテル 別府はJR別府駅から徒歩5分で、3階のキッズコーナーを17時から22時まで使えます。秋保温泉のホテルニュー水戸屋には、プールに入れない小さな子のためのキッズルームがあります。
hotel館内で遊べる宿を出発地ごとに
熱海・淡路島・鳥羽・別府・秋保と、5つの出発地から2時間圏で館内にキッズルームがある宿です

星野リゾート リゾナーレ熱海

あわかん〜釣りと家族の体験型旅館〜

鳥羽ビューホテル 花真珠

亀の井ホテル 別府

秋保温泉 ホテルニュー水戸屋
次に子どもの食事があるか
遊び場の次は食事です。大人の会席料理を取り分けるだけだと、子どもが食べられる物が少なく、親が自分の食事を楽しめません。子ども向けの献立がある宿なら、夕食の時間が親の休む時間にもなります。幼児食メニューのある宿は、全国に760軒以上あります(2026年10月時点)。
那須高原のリゾナーレ那須には、前菜からデザートまで一皿ずつ料理が出てくる、コース仕立てのお子さまメニューがあります。有馬温泉のザ グラン リゾート プリンセス有馬では、未就学児の夕食に、プランに記載がない限りキッズプレートが用意されます。鳥羽グランドホテルでは、子どもの食事はお子様御膳かお子様ランチです。嬉野温泉の初音荘は、大人1名につき未就学の幼児(2〜5歳)1名のお子様料理を無料で用意しています。秋保温泉の蘭亭では、食事付きのプランなら幼児にお子様ランチが出ます。
hotel子どもの食事がある宿を出発地ごとに
那須・有馬・鳥羽・嬉野・秋保と、5つの出発地から2時間圏で幼児向けの食事を用意している宿です

星野リゾート リゾナーレ那須

ザ グラン リゾート プリンセス有馬

伊勢志摩の絶景 鳥羽グランドホテル

嬉野温泉 初音荘

奥州秋保温泉 蘭亭
最後に風呂がおむつの子に対応しているか
3つ目は風呂です。おむつが取れていない子がいる家庭は、ここで宿が大きく分かれます。見落としやすいのもここです。おむつの子も入浴できる宿は、Kids Stay の掲載データ(2026年10月時点)で全国に70軒以上あります。同じ「入れる」でも、どの風呂に、どんな条件で入れるかは宿ごとに違います。
箱根ホテル小涌園は、大浴場ではおむつの取れていない子に浴槽の利用を遠慮してもらっていますが、貸切風呂にはその制限がありません。那須高原のホテルエピナール那須は、水着用おむつを着ければ温泉大浴場と露天風呂を使えます。下呂温泉の望川館は、女性大浴場の露天風呂に0〜3歳向けのこども風呂があり、浅いところは畳敷きです。淡路島のキッズペンション フルーツジュースには、キッズ専用の天然温泉の貸切露天風呂があります。別府の入舟荘は貸切の家族風呂が2つあり、秋保温泉の曽良一は大浴場の乳幼児の入浴に年齢の制限を設けておらず、ベビーバスも用意しています。
hotelおむつの子も入浴しやすい宿
貸切風呂ならOK、水着用おむつでOK、こども風呂ありと、入れる風呂と条件がそれぞれ違う宿です

箱根ホテル小涌園

ホテルエピナール那須

下呂温泉 望川館

キッズペンション フルーツジュース <淡路島>

別府温泉 入舟荘

秋保温泉 心和む名湯の宿 曽良一
宿は「館内で遊べる」から順に見る。おむつの子がいるなら、どの風呂にどの条件で入れるかまで公式で確かめる。
travel_explore行き先と館内の遊び場を掛け合わせて見る
本文で触れた行き先を、館内にキッズルームがある宿で絞った一覧です
館内で遊べる宿を探す
館内で遊べる宿を探す
館内にキッズルームがある宿をあらかじめ選んであります。行きたいエリアと人数を足すだけで絞り込めます。
まとめ
1泊2日の家族旅行は、片道2時間以内・目的地は1つ・宿で完結の3つで行き先が決まります。東京なら熱海・箱根・那須高原・南房総、大阪なら淡路島・有馬温泉・琵琶湖・南紀白浜、名古屋なら長島温泉・伊勢志摩・浜名湖・下呂温泉。福岡なら別府・由布院・嬉野・ハウステンボス、仙台なら秋保温泉・松島・鳴子温泉・蔵王が2時間圏の候補です。2時間半を超える遠方は2泊3日以上に回し(近場で2泊するなら同じ宿に連泊)、夏は海か高原、冬は温泉か雪で選ぶ。時間割は15時のチェックインから逆算し、宿は館内の遊び場・食事・風呂の順で絞る。まずは自宅から片道2時間で行ける行き先を1つ選ぶところから始めてください。
よくある質問
1泊2日の家族旅行はどこがいいですか?
出発地から片道2時間以内で、宿の中で遊べる行き先がいちばん失敗しません。東京なら熱海や箱根、大阪なら淡路島や有馬温泉、名古屋なら長島温泉や伊勢志摩、福岡なら別府や嬉野、仙台なら秋保温泉が定番です。どこにするか迷ったら、子どもの好きな物(海、動物、乗り物、雪)を1つ決めて、それがある行き先を選ぶと早く決まります。
関東で1泊2日の家族旅行におすすめの場所はどこですか?
東京から片道2時間の圏内なら、熱海・箱根・那須高原・南房総の4つが定番です。移動を短くしたいなら新幹線で40〜50分の熱海、乗り物と温泉なら箱根、牧場や動物なら那須高原、海で遊ぶなら車で行く南房総が向きます。新幹線を使えば軽井沢や越後湯沢も2時間圏に入るので、子どもの年齢と季節でこの中から1つ選ぶと決めやすくなります。
車なしでも1泊2日の家族旅行はできますか?
できます。車がない家庭は、駅から宿まで送迎バスがある行き先を選ぶのが近道です。東京からなら熱海、大阪からなら有馬温泉や琵琶湖、名古屋からなら下呂温泉、福岡からなら別府、仙台からなら秋保温泉に、駅からの送迎やシャトルバスを出している宿があります。送迎は予約制の宿も多いので、宿を決めたら公式の案内で時刻と予約の要否を確かめておくと安心です。
雨の日の1泊2日はどう過ごせばいいですか?
宿の中で過ごす時間を増やすのが確実です。館内にキッズルームや屋内プールがある宿なら、2日目の目的地が雨で使えなくても、チェックアウトの時間まで遊べます。目的地を水族館や博物館のような屋内の施設に差し替えるのも手です。雨の多い季節に出かけるなら、予約の段階で屋内の遊び場がある宿を選んでおくと、当日に慌てずに済みます。
初めての1泊旅行はどこがいいですか?
出発地から片道1時間前後で着く温泉地がおすすめです。東京なら熱海、大阪なら有馬温泉、名古屋なら長島温泉、福岡なら嬉野温泉、仙台なら秋保温泉が、それぞれ1時間前後の距離にあります。移動が短いぶん宿で過ごす時間を長くとれるので、子どもの機嫌が崩れても立て直しやすくなります。0歳の初めての宿泊なら0歳との初めてのホテル泊の記事で準備をまとめています。
日帰りと1泊2日はどちらが楽ですか?
片道1時間以内なら日帰りでも十分に楽しめますが、片道2時間になると1泊2日のほうが楽です。日帰りで往復4時間を移動すると、現地で遊べるのは半日ほどになります。1泊すれば移動を2日に分けられ、チェックイン後の宿の時間と翌朝の時間をまるごと遊びに使えます。帰りの移動を子どもの昼寝に重ねられるのも1泊2日の利点です。
1泊2日の家族旅行の予算はどのくらいですか?
大手旅行会社の案内では、大人2人と子ども1人が新幹線を使う1泊2日で、交通費と食事代込みの10万円前後が多いとされています。JR東日本の旅行サイトには、東京駅と那須塩原駅の往復に那須のホテル1泊を付けて大人1人27,800円の例もありました(2026年9月9日時点・2名1室)。抑えたいなら、車で行ける近場と、添い寝の子どもが無料の宿を選ぶのが近道です。























