子連れの新幹線は何号車?失敗しない座席選びと多目的室・ベビーカー・持ち物
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小さい子を連れて新幹線に乗るとき、予約画面の座席表を前に手が止まりますよね。号車をなんとなく選んでしまって、乗ってから「トイレが遠い」「ベビーカーの置き場がない」と気づくと、たった2時間の移動が急に長くなります。決め手になるのは、多目的室と広いトイレがどこにあるか、そして車両の端の席を取れるかどうかの2つだけ。この記事では、路線ごとの狙い目の号車、年齢で変わる最前列と最後列の選び分け、多目的室の借り方、当日の持ち物と過ごし方までを、予約する前に決められる順番で整理しています。

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子連れの新幹線は何号車がいいのか
結論から言うと、狙うのは、多目的室のある号車とその隣の号車です。多目的室のそばには車いすで入れる広いトイレがあり、おむつ替え台も設置されています。デッキも広めに取られていることが多く、ぐずったときに連れ出す場所としても使えます。号車選びは「設備のある一角にどれだけ近い席を取れるか」という一点に集約されます。
ただし多目的室の位置は路線と編成で違います。東海道新幹線の情報だけを見て東北新幹線に乗ると、まったく違う号車を取ってしまうので、乗る路線で確認しておきたいところ。
東海道と山陽の16両編成は11号車と12号車のまわり
東海道新幹線のN700系・N700Sでは、多目的室は11号車にあります。11号車と12号車の間のデッキには車いすでも入れる広いトイレがあり、おむつ替えのスペースもここが最も余裕があります。旅行会社の解説記事でも、11号車から12号車付近はデッキやトイレが比較的広く、子連れが使いやすい一角として繰り返し挙げられています。
この一角にいちばん近い普通車の座席は、12号車の11号車寄りの端にある列です。子連れ向けの解説記事や個人ブログのレビューでも、この列の2人がけと3人がけが共通して名前が挙がります。席番は乗る列車の座席表で確認してください。人気ではあるものの、11号車後方ほど競争が激しくないため、1か月前の発売直後でなくても取れることがあります。
注意したいのは、11号車後方にある車いす対応の座席です。以前は空いていれば一般の利用者も予約できましたが、複数の解説記事では2023年以降、車いすを利用する人のための席として運用が変わったと触れられています。ベビーカーを置きたいという理由で狙う席ではありません。
山陽新幹線は、16両編成なら東海道と同じ11号車ですが、8両編成では多目的室の位置が変わります。乗る列車の車両によって号車が違うため、予約時に座席表で多目的室の位置を確かめてください。
東海道・山陽の16両編成なら、11号車と12号車の境目に近い席から埋めていく。
東北・上越・北陸は多目的室の位置が違う
多目的室の号車は、路線と車両で変わります。各社の車内設備の案内から主な路線をまとめると、2026年9月時点でおおむね次のようになっています。
| 路線・車両 | 多目的室のある号車 |
|---|---|
| 東海道・山陽新幹線 N700系・N700S(16両) | 11号車 |
| 山陽・九州新幹線(8両) | 7号車 |
| 東北新幹線 E5系・H5系(10両) | 5号車 |
| 上越・北陸新幹線 E7系・W7系(12両) | 7号車 |
| 秋田新幹線 E6系(7両) | 12号車 |
はやぶさとこまちのように2つの列車を連結して走る区間では、号車番号が通しになっている点にも気をつけたいところ。こまちの車両は11号車から17号車を名乗るので、「12号車」と言っても東海道新幹線の12号車とはまったく別の場所です。
編成は同じ列車名でも日によって変わることがあります。予約サイトの座席表には多目的室やトイレの位置が図で出るので、号車の数字を覚えるより、座席表で設備の記号を探すほうが確実です。

狙いの号車が埋まっていたときの探し方
繁忙期は、狙った号車の端の席から先に埋まります。取れなかったときは、次の順で妥協点を探すと外しにくくなります。
- 同じ号車の反対側の端(最前列が無理なら最後列)
- 多目的室のある号車の隣、さらにその隣の車両の端の席
- おむつ替え台のあるトイレに近い車両の端の席
東海道新幹線では、奇数号車の東京寄りのデッキにある洋式トイレのうち、赤ちゃんのマークが貼られているほうに折りたたみ式のベビーベッドが設置されていると旅行会社の解説で案内されています(2026年3月時点)。多目的室のある一角が取れなくても、奇数号車の端であればおむつ替えの当てはあるということです。
逆に最後まで残りやすいのが車両の中央付近です。ここは後述するとおり子連れには最も動きにくい場所なので、残っているから取る、ではなく、別の列車の時刻に変えたほうが結果的に楽になります。
乗車時間でなく駅から宿までの時間で選んだ子連れの宿は、東京・大阪から新幹線で行ける子連れ旅行先に行き先ごとにまとめています。号車を決めたら、宿も駅から近い所で選ぶと到着後が楽になります。
座席は最前列か最後列かで決まる
号車が決まったら、次は列です。子連れの座席選びは窓側か通路側かよりも、車両のどちら端に座るかのほうが体感を大きく変えます。理由は単純で、端の席はデッキまでの距離が短く、荷物を置ける空間が近いから。
そして最前列と最後列のどちらが向くかは、子どもの年齢とベビーカーの有無で入れ替わります。
荷物としてのベビーカーを置くなら車両のいちばん後ろ
東海道・山陽新幹線の各車両のいちばん後ろの席は、特大荷物スペースつき座席として設定されています。座席の背面に荷物を置ける空間があり、ベビーカーやスーツケースをまとめて置けるのが利点です。
ただし気をつけたい点があります。1つは、このスペースが他の乗客との共用になる場合があること。実際に乗った人の記録では、最後部の2人がけを取ったものの、スペースをもう1組と分け合ったという話が出ています。もう1つは、荷物を詰めるとリクライニングが使えなくなることがある点です。
もう少し実際的な問題もあります。YouTubeの子連れ乗車レビューのコメント欄では、「最後部にベビーカーを置いたら、赤ちゃんは親の背中側になるのでは。様子を見られないのでは」という質問が出ていました。ベビーカーに子どもを乗せたまま寝かせておきたい家庭には、最後部は必ずしも正解ではないということです。荷物としてのベビーカーを置くなら最後部、子どもを乗せたままにしたいなら次の最前列を選ぶ、という分け方になります。
最後部は「荷物を置く席」。子どもを乗せたまま見ていたいなら最前列を選ぶ。
2歳以上は最前列のテーブルと足元が効く
車両のいちばん前の列は、目の前が壁になります。この壁がもたらす利点が、2歳を過ぎた子には効いてきます。
- 肘掛けから出すテーブルを前の席の人に気をつかわず開け閉めできるので、おやつやお絵かきの出し入れが自由
- 足を投げ出しても前の席を蹴らないので、靴を脱がせて座らせる時間を長く取れる
- 壁側にベビーカーを畳んで立てかけられる場合があり、視界の中に荷物を置ける
- デッキが近く、「降りたい」と言い出したときに数歩で連れ出せる
前の席の背面テーブルが使えないため、大人にとってはやや不便な列です。しかし子連れでは、前の席の人に気をつかう場面が消えることのほうが、テーブルの便利さより効きます。
最前列を大人1人で幼児と使うなら、3人がけの通路側が扱いやすくなります。2人がけの窓側は人気が高く隣に人が来やすいのに対し、3人がけの通路側は真ん中が最後まで残りやすい席だからです。荷物の出し入れも、子どもを連れてデッキに出るのも、通路側なら他人をまたがずに済みます。
避けたい席と、自由席・グリーン車の考え方
はっきり避けたいのは車両中央付近の3人がけです。デッキまで遠く、トイレへ立つたびに通路の人をよけながら子どもを連れて歩くことになります。繁忙期は自由席に座れなかった人が通路に立っていることもあり、そうなると中央からの移動はほぼ詰みます。
グリーン車は座席が広く快適な一方で、車内が静かなぶん子どもの声が響きやすい環境です。複数の解説記事でも、子連れではあえて選ばない選択肢として扱われています。追加料金を払って気をつかう時間を買うことになりかねません。
自由席については、実際に乗った人の声が参考になります。YouTubeの動画のコメント欄では「混んできたら譲るしかない」という指摘が並んでいました。未就学児が一定の人数まで無料で座れる扱いであっても、席が空いている保証はありません。料金がかかるかどうかより、席を確保できるかどうかを前提に考えておくほうが実態に近い理解です。
小さい子を連れて自由席の列に並び、乗ってから座れないと分かる状況は、それだけで移動が破綻します。ベビーカーがあるならなおさらで、指定席を取れる日程なら、指定席を選ぶほうが結局は確実です。
多目的室とおむつ替え・授乳をどう組み立てるか
子連れの新幹線でいちばん心強い設備が多目的室です。ただし、いつでも自由に使える部屋ではありません。位置と借り方、そして借りられなかったときの代案まで決めておくと、当日あわてずに済みます。
多目的室は誰のための部屋で、どう借りるのか
多目的室は、体調が優れない人や体の不自由な人が利用できる個室です。通常は施錠されていて、使いたいときは車掌に声をかけて開けてもらうという手順になります。予約は原則できません。
優先順位ははっきりしていて、車いすを利用する人や体調不良の人が先。空いていれば、授乳やおむつ替え、泣き止まない子を落ち着かせる目的でも貸してもらえます。
東海道新幹線では、多目的室の扉の前に貼られた二次元コードから利用希望を車内係員に伝えられる案内サービスも用意されていると解説されています(2026年3月時点)。デッキで車掌を探して待つ時間を減らせるので、乗ったら扉の位置だけ確認しておくと動きが早くなります。
一部の列車には多目的室そのものが設置されていない場合もあります。短い編成の列車に乗るときほど、事前の確認が効きます。
多目的室は施錠されている。使いたければ車掌に申し出る、が唯一の入口。
おむつ替えは赤ちゃんマークのあるトイレ
多目的室が空いていなくても、おむつ替えの場所はあります。前述のとおり、東海道新幹線なら奇数号車の、赤ちゃんのマークが貼られたトイレにおむつ替え台があります。
ただし通常のトイレは大人1人が入るとほぼ埋まる広さで、荷物を持ったままのおむつ替えはかなり窮屈です。11号車と12号車の間にある車いす対応のトイレは、これに比べると格段に広く、着替えや複数人での出入りにも耐えます。この差が、狙う号車を先に決めておく理由でもあります。
複数の子連れ乗車レビューで共通して触れられるのは、乗車前にホームや駅のトイレで一度替えてしまうという段取りです。2時間から3時間の乗車なら、乗る前に1回、降りてから1回で足りることも多く、車内での交換回数を減らせます。
授乳は借りられない前提で組んでおく
新幹線には授乳専用の部屋がありません。授乳室として使えるのは多目的室だけで、しかも優先順位は下です。つまり授乳のタイミングが読める場合は、多目的室を当てにしない組み立てが安全ということになります。
現実的な備えは3つあります。授乳ケープを必ず持つこと、粉ミルクではなく液体ミルクを1回分だけ持っておくこと、そして乗車時刻を授乳の間隔に合わせることです。乗車をお昼寝の時間帯に合わせるのは、旅行会社の子連れ向けの案内でもよく挙がる方法で、乗っている時間の半分を寝てもらえれば車内の難易度は一気に下がります。
乗る前に大きく体を動かしておいた子ほど車内で寝てくれた、という話は子連れ乗車の記録でしばしば挙がります。駅の構内を早めに歩いておく、ホームで新幹線を見せておく、といった時間を確保できる余裕を持って家を出るのが、結果的に車内対策になります。
ベビーカーは畳む?持ち込みのルールと置き場所
ベビーカーで駅に向かうか、抱っこ紐にするかは、新幹線に乗る前の最大の分かれ道です。ルールを正確に押さえておくと、畳むかどうかで迷う時間そのものが消えます。
ベビーカーは特大荷物のルールの対象外
東海道・山陽新幹線には、3辺の合計が一定のサイズを超える荷物を「特大荷物」として扱う決まりがあります。車内に持ち込むには特大荷物スペースつき座席などの予約が必要で、予約せずに持ち込むと所定の手数料がかかります(対象になるサイズと手数料の金額は、JR東海の公式案内で確認してください)。
ただし、ベビーカーはこの取り扱いの対象外です。持ち込みに事前の予約も追加料金も要りません(2026年3月時点の旅行会社の解説)。サイズが大きくても手数料を心配する必要はない、というのが出発点になります。
対象外だからといって、置き場所が保証されるわけではないところが悩ましい点。予約が不要なぶん、置ける場所は早い者勝ちに近くなります。だからこそ、置き場所が確保できる席を先に取っておく意味があります。
畳まずに置けるのは最後部と最前部の条件つき
周囲への配慮からは、できるだけ折りたたんで乗るのが基本です。そのうえで、畳まずに置ける場所として案内されているのが次の2つ。
- 車両最後部の座席(特大荷物スペースつき座席)の後ろ。横並びで2席以上を確保できた場合
- 車両最前部の座席の前。同じく横並びで2席以上を確保できた場合
いずれもベビーカーのサイズによっては畳む必要があり、最後部ではリクライニングが使えなくなることもあります。「2席以上を横並びで取れているか」が、畳まずに置けるかどうかの実質的な条件です。
大人1人と子ども1人で1席しか取っていない場合は、この条件から外れます。その場合は乗車前に畳んで、足元か荷物棚に上げる前提で持ち物を組んだほうが確実です。畳んだベビーカーを立てて置くなら、壁のある最前列のほうが安定します。
2人乗りのベビーカーは通常のものより大きいため、最後部の特大荷物スペースつき座席を確保しておくのが現実的な選択になります。
駅の動線を先に調べておく
車内より先に大変なのが、実は駅の中です。改札からホームまでエレベーターを使うことになりますが、東京駅や新大阪駅のような大きな駅では、エレベーターが行列していて数本見送ることも珍しくありません。
やっておくと効くのは3つです。乗る駅と降りる駅の構内図でエレベーターの位置を確認しておくこと、乗る号車に近い階段やエスカレーターの番号を控えておくこと、そして発車の30分前にはホームに立てる時間で家を出ることです。
複数の乗車レビューで言及される傾向として、東京駅より品川駅のほうが構内の移動距離が短く子連れには扱いやすい、という声があります。同じ列車に乗るなら、出発駅を1つずらすだけで移動の負荷が変わることは覚えておいて損がありません。
ベビーカーを現地で調達する手もあります。館内や外出用のベビーカーを貸してくれる宿を選べば、新幹線に持ち込む荷物を1つ減らせます。宿の設備から探すならベビーカー貸出のある宿を先に見ておくと、持っていくかどうかの判断が早くなります。
ベビーカーは予約も追加料金も不要。ただし畳まずに置けるかは「横並び2席以上」が条件。
持ち物と車内の過ごし方
座席が決まったら、あとは乗っている時間をどう割るかです。
持ち物は、量よりも「取り出しやすさ」で決まります。座席の上の荷物棚に上げてしまったものは、走行中には事実上使えないからです。
すぐ使うものだけを1つの手提げにまとめ、足元に置く。この形を作れるかどうかが車内の快適さを左右します。年齢別の持ち物の全体像は子連れ旅行の持ち物リストにあります。ここからは新幹線の車内で特に効くものだけです。
足元と座席まわりを先に整える
乗ったらまず、足元を「子どもが座れる床」に変えてしまうのが効きます。新幹線の座席の足元は、大人が思うより広い空間です。おもちゃを落としても拾いやすくなり、靴を脱がせて座らせたときにも安心できます。車内の床に直接座らせるのは抵抗がありますが、1枚敷けば解決する話です。
敷くものはレジャーシートで足ります。子どもの遊び場と落とし物の受け皿が同時に手に入り、降りるときにたたんで丸めるだけなので、荷物としてもかさばりません。
もう1つ、座席まわりで効くのがフックです。新幹線の座席には荷物を掛ける場所がほとんどなく、飲み物やおしぼり、ごみ袋の置き場に困ります。ベビーカー用のフックは前の座席の背もたれやテーブルの縁にも掛けられるので、駅までの移動でも車内でも働いてくれます。
手持ちのバッグをベビーカーのフックにまとめてしまえば、ホームまで両手を空けて歩けます。乗車前の消耗がここでかなり変わります。
座席まわりの準備は、走り出す前の3分で終わらせておくと、あとの2時間が楽になります。
0〜1歳は遊ぶ・食べる・落ち着くを小分けに
0歳から1歳のぐずり対策は、「遊ぶ」「食べる」「落ち着く」の3種類を用意して、少しずつ出すという考え方が定番です。旅行会社の子育て向けの解説でも、指先を使う知育おもちゃ、マグネット絵本、シールブック、食べられる歯がため、そして普段から使い慣れたものを組み合わせる形で紹介されています。
一度に全部を出してしまうと、残り時間を持たせる手札がなくなります。15分から20分おきに1つずつ出すくらいのペースで組んでおくと、2時間台の乗車なら足ります。
音の出ないもので、座ったまま手だけで遊べるものが車内向きです。シールブックやマグネット絵本は貼ってはがせるので何度も遊べて、床に落としても音がしません。1歳前後から4歳頃まで長く使えるのも、旅行用としては効率がいいところ。
初めて見るものを1つだけ紛れ込ませておくと、集中する時間がぐっと伸びます。新品を1つ、乗車直前まで見せずに取っておくのが、複数の子連れ移動の解説で共通して挙がる方法です。
2〜5歳は時間を割って渡す
2歳から5歳は、座っていること自体に飽きる年齢です。塗り絵や迷路、探し絵の本、お絵かきボード、折り紙、カードゲームなど、自分で手を動かして完結するものが向いています。おやつを1つの袋にまとめてくじ引きのように選ばせると、それだけで10分がイベントに変わります。
そして動画です。新幹線での動画視聴は現実的な選択ですが、車内でスピーカーから音を出すわけにはいきません。音量制限のついた子ども用ヘッドホンを用意しておくと、周囲に気をつかわずに済み、親の耳も守れます。有線か無線かは端末に合わせて選べば十分です。
長時間の乗車では、動画を見る時間を先に決めておくのが効きます。乗ってすぐ渡すと後半に手札がなくなるので、後半のぐずりやすい時間帯に取っておくほうが持ちます。
飲み物はこぼれにくいマグやストロー付きのものを。座席のテーブルは揺れで滑るので、ふたのない紙コップは車内では使わないのが無難です。持ち物は多さではなく、出す順番を決めているかどうかで効き方が変わります。

予約と時期、新幹線か飛行機か
最後に、いつ予約するかと、そもそも新幹線で行くかどうかの判断です。同じ区間でも、時期の選び方で車内の難易度は倍くらい変わります。
子連れ向けの車両が出る時期がある
東海道新幹線には、小さな子ども連れが周囲に気兼ねなく過ごせるように設定される「お子さま連れ車両」があります。設定されるのはゴールデンウィークやお盆などの繁忙期の一部で、どの期間が対象になるかは年ごとに変わります。
対象の号車や本数は時期によって異なるため、予約前にJR東海の公式案内でその年の対象列車と運行日を確認してください。
周りも子連ればかりなので、多少泣いても騒いでもお互いさまという空気で過ごせます。帰省や連休の旅行なら、日付を1日ずらしてでもこの車両に乗る価値があります。
連休の帰省は、お子さま連れ車両の設定日から日付を決めると車内が変わる。
予約はおよそ1か月前から、席は取り直せる
新幹線の指定席は、原則として乗車日の1か月前の同じ日の朝から発売されます(発売開始の日時と受付の扱いは、利用する予約サービスの公式案内で確認してください)。ゴールデンウィーク、お盆、年末年始は、発売開始のその日に狙いの席が埋まることも珍しくありません。子連れで席の位置にこだわるなら、この日にアラームを掛けておくくらいの構えが要ります。
ネット予約なら座席表から席を選べるので、多目的室やトイレの位置を見ながら端の席を押さえられます。しかも改札を通る前・きっぷを受け取る前で、予約した列車の発車時刻前であれば座席や列車を変更できるのが利点です(変更できる回数と手数料の扱いは、利用する予約サービスの案内で確認してください)。いったん取れる席で押さえておき、キャンセルが出たタイミングで狙いの席に移す、という取り方ができます。
ただし乗る駅や降りる駅そのものを変える場合は、いったん取り消して取り直す扱いになり、手数料がかかることがあります。区間は最初に決めきる、席はあとから直すと考えておくと迷いません。
席を自分で選びながら取る形はここまでの話ですが、宿もまとめて取る旅なら、日本旅行のJR・新幹線+宿泊セットのように新幹線と宿を一度に予約できるプランもあります。きっぷ単体の予約とは別の窓口なので、これから両方を取る人向けの選び方です。
新幹線か飛行機かで迷ったとき
同じ区間に飛行機の便がある場合、子連れではどちらが楽なのかは判断が分かれます。乗っている時間だけを比べると飛行機が短くても、空港までの移動と保安検査、搭乗の待ち時間を足すと差が縮まります。
子連れの目線で見た違いは、時間よりも自由度にあります。
| 見るところ | 新幹線 | 飛行機 |
|---|---|---|
| 席を離れられるか | 走行中もデッキに出られる | 離着陸時とベルト着用サインの間は座ったまま |
| ベビーカー | 畳めば車内まで持ち込める | 搭乗口で預けることが多い |
| 荷物の重さ | 実質的な制限がない | 重量と個数の制限がある |
| 未就学児の料金 | 乳児は無料、幼児は自由席なら一定の人数まで無料 | 無料になる年齢の範囲が狭く、各社で異なる |
| 遅れたとき | 次の列車に乗り継ぎやすい | 振替の選択肢が限られる |
膝の上に子どもを乗せられる年齢や人数は、国内線の航空各社では路線・会社ごとに違い、改定されることもあります(2026年9月時点)。予約の前に、乗る会社の案内でその時点の区分を確認するのが確実です。
ぐずったときにデッキへ連れ出せる点は、子連れにとって新幹線の最大の強みです。泣き止まない時間を「席で耐える」か「立って歩ける」かの差は、親の消耗にそのまま跳ね返ります。東京から2時間半程度で着く範囲なら、多くの家庭で新幹線のほうが扱いやすくなります。どこへ行くかから考えたいときは東京・大阪から新幹線で行ける子連れ旅行先に、駅から宿までを含めた移動時間で行き先を整理しています。
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まとめ
子連れの新幹線は、号車の数字を覚えるより「多目的室と広いトイレのある一角に、どれだけ近い端の席を取れるか」で決まります。東海道・山陽の16両編成なら11号車と12号車のまわり、東北のE5系なら5号車、上越・北陸のE7系W7系なら7号車が起点。そこから、荷物を置きたいなら最後部、子どもを乗せたまま見ていたいなら最前列と選び分けます。ベビーカーは予約も追加料金も不要ですが、畳まずに置けるのは横並びで2席以上を取れたときだけ。予約はおよそ1か月前からで、席はあとから移せます。次に乗る列車の座席表を開いて、まず端の席が空いているかを見てみてください。
よくある質問
新幹線で子連れは何号車がおすすめですか
多目的室のある号車と、その隣の号車です。東海道・山陽新幹線の16両編成なら11号車と12号車のまわりで、この2両の間に車いすでも入れる広いトイレとおむつ替えのスペースがあります。東北新幹線のE5系なら5号車、上越・北陸新幹線のE7系W7系なら7号車、山陽・九州の8両編成なら7号車が同じ位置づけです。編成は変わることがあるので、予約サイトの座席表で多目的室の記号を確認するのが確実です。
子連れ新幹線はどの席がいいですか
車両の端の列です。ベビーカーや大きな荷物があるなら、特大荷物スペースつき座席になっている最後部。子どもを乗せたまま様子を見ていたい、テーブルを自由に使いたいなら最前列が向きます。大人1人で幼児を連れるときは、3人がけの通路側が扱いやすい席です。避けたいのは車両中央付近の3人がけで、デッキまでの距離が長く、トイレのたびに通路の人をよけて歩くことになります。
のぞみの4号車は避けたほうがいいですか
避けなければならない理由は特にありません。のぞみの自由席は列車や時期によって設定が変わり、設定がある場合は先頭寄りの号車に置かれます(繁忙期は全車指定席になる期間もあります)。4号車はその自由席の近くという位置になるため、混雑期は座れなかった人がデッキや通路に立つことがあり、その人波の近くになる可能性はあります。乗る列車の自由席の号車は、予約サイトや駅の案内で確認してください。設備の面では多目的室や広いトイレから遠いので、子連れではより11号車・12号車寄りを選ぶほうが得られるものが多くなります。
新幹線で子連れは自由席に座れますか
座れますが、空いていることが前提になります。未就学児は自由席なら一定の人数まで無料で座れる扱いですが、混雑してくれば席を譲ることになります。ベビーカーがあるなら、指定席を取れる日程で指定席を選ぶほうが安全です。料金の区分は次の項目にまとめています。
新幹線の子供料金は何歳からかかりますか
乳児は運賃も特急料金もかかりません。小学校入学前の幼児は、自由席を使う場合は一定の人数まで無料で、それを超えるとこども料金の対象になります。指定席やグリーン車の座席を使う場合はこども料金がかかり、小学生は必ずこども料金がかかります(年齢の区分と無料になる人数は、JR各社の公式案内で確認してください)。長距離で寝かせたい年齢なら、あえて幼児の分の指定席を取って3人並びで座るほうが、隣を気にせず過ごせます。
年末年始の帰省ラッシュで子連れ車両(ファミリー車両)は取れますか
年末年始に子連れ向けの車両が設定される年もありますが、設定の有無も本数も区間も発売の方法も年ごとに変わるため、JR各社の年末年始の案内でその年の内容を確認するのが確実です。取れなかったときの手は3つあります。発売開始に合わせて通常の指定席を押さえること、下りは年末の帰省ピーク、上りは年明けのUターンピークを外すこと(その年のピークにあたる日は、JR各社が出す年末年始の利用状況の案内で確認できます)、そして始発駅から乗ることです。日程の組み方は予約のタイミング、帰省と旅行の組み立ては年末年始の家族の過ごし方にまとめています。





